宮崎恵屋 人気の【冷凍やきとり】の冷凍食品工場の製造過程を冷凍王子が紹介
今回は株式会社マスコ「宮崎恵屋」の冷凍焼き鳥と冷凍手羽先の製造工場に潜入します!
株式会社マスコさんは、宮崎県にある会社で、本当に美味しい冷凍焼き鳥と手羽先を作っている工場を運営しています。
今回はその中を見学させていただくことになりました。
工場長の守谷弘嗣さんに案内していただきます。
こちらの工場では基本的に冷凍食品を作っていますが、恵屋では飲食店や居酒屋も運営しており、その人気メニューを中心に冷凍食品として製造しています。
人気の焼き鳥を4種類(つくね、もも肉、ぼんじり、鶏皮)などの人気メニューに代表されるように、宮崎の鶏肉を使った料理がメインです。
どうしてこれだけ美味しいのか秘密の製造過程や、恵屋人気商品ランキングなどもご紹介するので、ぜひお楽しみください。
Youtube解説動画をぜひご覧ください!
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目次
「冷凍焼きとり」の製造過程を紹介
【「焼き室」で丁寧に焼き上げる】
「焼き室」では、焼き鳥の「焼き」や揚げ物の「揚げ」作業がなされています。
焼き鳥は、上下のグリラーで自動加熱処理されます。
3段階に分かれて加熱処理され、物によって最適な焼き加減を実現しています。
機械での焼き作業とはいえ、最適な焦げ具合を出すために毎日温度と時間の微調整がされているんです!
この機械でじっくりと焼かれた焼き鳥は、お店で焼いたような香ばしさが特徴となっています。
焼き鳥には前もって24時間漬け込みを行って、味がしっかりと浸透するようにしています。
この丁寧な下処理で、お店で食べるような味わいに仕上がるわけですね。
「本当に冷凍なの?」という声もいただきます。
肉の大きさと串の長さのバラつきを防げるように工夫しているので、どの焼き鳥も均一な大きさになるようです!
この後、焼き上がった焼き鳥を冷凍しますが、その前に「官能検査」を行います。
官能検査では、味や匂いなどをチェックしています。
【「急速凍結庫」での凍結工程】
焼き鳥を急速凍結する部屋では、風を当てながら-30度で一気に凍らせます。
次に、冷凍した4種類の焼き鳥を手作業で1つのトレーに詰めていきます。そして、専用の機械で袋詰めしていきます。
このようにして、袋詰めされた冷凍焼き鳥が皆さんのご自宅に届くわけです。
「冷やし鶏皮せんべい」の製造過程
それでは、次に、冷やし鶏皮せんべいの製造過程を見てみましょう。 冷やし鶏皮せんべいは、タレがしっかりと染み込んでて美味しいんですよね。
約6キロの鶏皮に秘伝のタレで味をつけていきます。味を十分に染みこませるために、様々な工夫が施されています。
【味を染みこませるための「真空機&タンブラー」】
鶏皮に味をしみこませるために、真空機にかけて空気を抜いていきます。
真空にすることによって、中までしっかりと味が染み込むのです。
真空機にかけて30秒くらいでこの処理が終わります。
さらに、タンブラーを使って15分くらい混ぜ合わせます。回転させて遠心力で味をさらに染みこませます。
【パリッとした食感を作るための「二度揚げ」】
揚げ物には、オートフライヤーと言って一定の温度で揚げていく機械を使います。
コンベア式なので、一度に大量に鶏皮を揚げることが可能です。
鶏皮は、揚げると半分くらいの量になりますが、さらに、パリッとした食感を作るために二度揚げします。
二度揚げすることで冷凍しても、旨みが残り、しっかりとした味わいが残ります。
これだけの手間をかけることで、本当に美味しい鶏皮せんべいができるわけです。
そして、もう一度、先ほどの処理を繰り返します。
つまり、タレをつけて真空にし、タンブラーで混ぜ込み、旨味をギュッと凝縮します。
これだけの手間をかけるので美味しい鶏皮せんべいができるわけです。
これを冷凍すれば完成です。
このような製造過程を経ることで、タレが中まで染みて、しかも旨味が凝縮された味わいの製品を作ることができます。 噛めば噛むほどに旨味が出てくる逸品です。
「手羽先の唐揚げ」の製造過程
恵屋で一番人気の手羽先のから揚げの製造過程も紹介します。 手羽先には、すでに味付けと下処理が済んでいます。隠し味とゴマがたっぷりついているのが特徴です。 ゴマがついているので揚げたときには香ばしくなりますよ。
一度冷凍してからの二度揚げが特徴
これから手羽先を油で揚げていきましょう。骨ごと揚げることで旨みが凝縮されます。
手羽先唐揚げも二度揚げします。
手羽先の場合は、一度冷凍して、その後にもう一度揚げます。
このような工程を経て二度揚げすることで、非常にパリッとした食感となります。 瞬間冷凍することで皮はパリッと、中はしっとりジューシーな味になります。
いわゆる冷凍唐揚げによくあるベトッとした感じがなくなり、しっかりとした食感が残った唐揚げに仕上がるのでお客様に喜ばれています。
タレの味わいがしっかりと染みて、鶏肉の旨味も感じられる逸品です。 夏には、ビールが進みそうな味ですね。
この状態の手羽先唐揚げを急速冷凍し、袋詰めして真空パックで包装します。
お客様から「冷凍食品とは思えないほど美味しい」と言われることが多い商品です!
宮崎恵屋【おとりよせ冷凍食品】人気ランキング
冷凍食品工場での製造工程を見学して、宮崎恵屋の美味しさの理由が分かりましたね。 それでは、ここから、宮崎恵屋の冷凍食品売り上げベスト5をご紹介します。
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第5位 冷やしとり皮せんべい 540円(税込)
今年の夏の新商品で、冷やしたまま食べていただける「冷やしとり皮せんべい」というおつまみです。
冷凍庫から取り出して、そのまま食べていただけます。冷凍状態でも硬すぎずに弾力があり、飽きずに食べられます。
二度揚げにより水分を飛ばして味を凝縮しているので、噛むたびに旨みが染み出てきますね。 これは止まりません!いくらでも食べられます。
第3位 旨塩唐揚げ 540円(税込)
これも人気のから揚げを冷凍食品にした、新発売の商品です。
新型コロナウイルスの影響で店舗に来店が難しい状況の中、テイクアウトで多くのご注文をいただきました。
この商品も、袋のまま電子レンジでチンできるので手軽です。チンすれば、すぐに揚げた状態での唐揚げを食べることができます。
薄衣を使用しているので、鶏肉の旨みをいっそう感じられる味わいになっています。 しょっぱすぎず、味が薄すぎず、ちょうど良い塩梅の味付けです。
第2位 旨しょう油唐揚げ 540円(税込)
第3位でご紹介した冷凍のから揚げのしょう油味です。
しょう油唐揚げは一般的に多くの方に食べられていますので、販売数第2位になっています。
この唐揚げは甘辛いというよりは、スパイシーな感じに仕上がっています。九州の醤油の甘さと香ばしさを楽しんでいただける商品です。
電子レンジでチンすると、すぐに香りがただよってきます。
ご飯にもお酒にも合う安定の美味しさ。子どもから大人まで、本当に満足できる一品です。
夕食のメインにもなりますし、何より手間をかけずに美味しさを味わえるところが魅力ですね。
第1位 手羽唐揚げ 540円(税込)
最後に一番売れている冷凍食品「手羽唐揚げ」のご紹介です。
テイクアウト商品として非常に人気があります。20本盛りのボックスが多くのお客様から注文されています。
手羽先は2度揚げしているので皮面はパリッと仕上がっており、胡麻の風味もアップしています。
見た目からして美味しそう!絶対にビールに合うおつまみです!
隠し味のスパイスとシンプルな塩味の相性がベスト。
このレシピは36年前に出来たもので、長らく商品化されていませんでした。 最近になって、過去のレシピを掘り起こし、新しくアレンジを加えました。株式会社マスコの歴史そのものを語り継いできた商品になります。
番外編 やきとり塩4本セット 972円(税込)
恵屋では、他にも色々な冷凍食品を取り扱っています。 例えば、4位でご紹介したやきとりセットの塩味版もあります。
塩味版も大変人気で、鶏肉の風味をしっかりと味わいたい方におすすめです。
番外編 チキンカツ 756円(税込)
特大サイズのチキンカツもあります。 もも串に生パン粉をつけて揚げています。それにソースを漬けて冷凍した商品です。
以上のように、冷凍食品を通じて、宮崎の居酒屋 恵屋の味を自宅で手軽に楽しむことができます。
コロナの時期に、来店できなくても地元のお客様がテイクアウトでお店の味を楽しんでくださったことをヒントに、ご紹介した冷凍食品の開発が進みました。
お客様への感謝の気持ちをこめて、丹精込めて作った商品ですので、宮崎県外の方々にも是非、通販でこの冷凍食品をお試しいただきたいです。
また、機会があれば恵屋の店舗にも足を運んでいただけると嬉しいです。
「うめっちゃが、食べてみてね!」(宮崎弁:美味しいので食べてください。)
▼マスコ恵屋冷凍おつまみ商品 公式通販ページ
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