TBSテレビNスタ「食トレンド大賞2024」を冷凍食品専門家が解説
TBS Nスタにて冷凍王子/冷凍食品専門家である西川剛史が、先日発表された「食トレンド大賞2024」に合わせて、冷凍関連トレンドを解説いたしました。
【Nスタとは】
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放送局:TBSテレビ
放送エリア:関東ローカル放送
放送日時:2024年11月27日(水)18時15分頃~19時頃
出演者:キャスター:井上貴博(TBSアナウンサー)、ホラン千秋、野村彩也子(TBSアナウンサー)
【専門家】西川剛史(冷凍食品専門家)
番組HPはこちら
(放送後)
無事に放送されました。ありがとうございます。
詳細についてはTBS公式Youtubeチャンネル「TBS NEWS DIG Powered by JNN」にて公開されています。
さらにはWEB記事でも公開されていますので、ぜひご覧ください。
【記事】食トレンド大賞2024発表「こねないパン」が大賞に、進化が止まらない冷凍食品 今年のキーワード“タイパ”【Nスタ解説】
その年を象徴する料理や、食材のトレンドを選出する「食トレンド大賞」がクックパッドから発表されました。
【クックパッド食トレンド大賞2024】
▼大賞:こねないパン
▼2位:パリおにぎり
▼3位:カニカマ・魚肉ソーセージ
▼4位:グリークヨーグルト・アサイー
▼5位:クラフト紅茶
▼調理器具:せいろ
▼トレンドワード:ザクザク
【PR TIMES】クックパッド、「食トレンド大賞2024・食トレンド予測2025」を発表
【大賞「こねないパン」について】(クックパッドプレスリリースより)
小麦粉の価格上昇により市販のパンも値上がりする中、2024年の年明けあたりから各種手作りパンの人気が上昇しています。そして8月中旬ごろからのコメ不足により、手作りパンのSI値(レシピ検索頻度)*1はさらに伸びました。クックパッド食の検索データサービス「たべみる」*2によると、各種手作りパンの中でも「こねないパン」は、SNS等での人気もあり、SI値が昨対比で429.9%*3と大幅に伸びました。
「こねないパン」とは、耐熱容器の中で材料を混ぜて作る手法のパンで、従来のパン作りに必要とされてきた「こねる」作業を省略したものです。発酵も簡略化しているものもあり、早いものだと混ぜるところから焼き上がりまで、30~40分程度でできあがります。力が必要な生地をこねる作業が軽減されているので、力の弱い高齢者や子どもが気軽に楽しめるレシピが多くあり、年代を問わず作る人が増えています。
クックパッドでは2015年ごろからレシピが増え始め、現在は460件以上(2024年10月現在)あります。「ちぎりパン」「バターロール」「塩パン」といったシンプルなものから、「ウインナーパン」「カレーパン」などの総菜パンまで幅広いレシピがあるのも特徴のひとつです。
そして、「食トレンド予測2025」では「冷凍サバ」がノミネート。
【冷凍サバ】(クックパッド上記WEBページより)
忙しい家庭のニーズを捉えた食材「冷凍サバ」が魚食ブームを牽引サバの不漁がニュースとなった2024年でしたが、「冷凍サバ」の検索頻度は昨対比256.9%と大幅に伸びました。スーパーの売り場が年々拡大している冷凍食品の中でもクックパッドは「冷凍魚」とくに「冷凍サバ」に注目しています。安価で供給が安定しており、長期保存が可能。解凍が早く、骨処理済みの商品もあり、忙しい家庭のニーズを捉えた食材として人気が出ています。下処理技術の向上で冷凍食材の風味がよくなったこともあり、スーパーの大パックの「冷凍サバフィレ」は冷凍庫の常備食材として、定番化しつつあるようです。
またサバ以外の魚介類の検索頻度も「まぐろ」昨対比121.6%、「あじ」110.1%、「しらす」120.8%、「ししゃも」110.6%、「ボイルホタテ」148.5%、「あさり」115.9%と上がっており、コロナ禍を経て、「作るならヘルシーでおいしい料理を」というユーザーニーズに合致した、魚食ブームの波がきているようです。
番組では放送されていませんが、冷凍サバに関する冷凍食品専門家西川のコメントは以下のとおりです。
日本の冷凍技術は「魚」から始まったと言われています。1920年に北海道森町で「サバ」などの魚が冷凍されました。当初は品質が悪い冷凍魚も混ざっていましたが、50年以上前から急速凍結技術などが発展することで、新鮮なサバを冷凍保存でき、品質を高めていきました。冷凍サバは業務用として販売されていましたが、近年では家庭用として使い勝手が良くなるように、カットサイズを小さくしたり、個包装したり、骨をとって食べやすくしたり、調理が楽になる商品開発が進みました。健康志向もありサバに注目が集まっていますが、冷凍サバは調理が簡単で、値段も手頃で、味も安定して美味しいため、人気が高まっており、今後もさらに伸びる可能性があると思われます。
(TBS公式Youtubeチャンネル「TBS NEWS DIG Powered by JNN」より引用)
さらに番組では今年のキーワードである「タイパ」と冷凍食品について解説しました。
冷凍食品はもともと簡単便利な食品として重宝されていましたが、タイパ(タイムパフォーマンス)という概念が家庭内での家事や料理でも意識されるようになり、冷凍食品は時間をかけずに美味しい料理が食べられるため、まさに家事におけるタイムパフォーマンスが高い商品と言えます。
そして、冷凍食品のニーズが高まることで「冷凍庫パンパン問題」が各ご家庭で発生しているため、冷凍食品の省スペース化も求められています。省スペースなスペース効率の良い冷凍食品も今後はニーズが高まると思われます。
今後の冷凍食品も楽しみですね!
べフロティ株式会社
冷凍食品専門家
西川剛史